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ご挨拶

海星中学校・高等学校
校長 下村和之

 海星高校同窓会の皆様、ご挨拶が遅れまして誠に申し訳ありませんでした。校長就任からすでに5ヶ月が過ぎようとしていますが、西田前校長が進めて参りました改革が止まることなく、 より一層充実すべく先生方と共に日々邁進しているところでございます。
海星中学・高等学校に勤めてまもなく35年となります。その間に多くの卒業生の方々と共に過ごし、多くの感動を残して頂き、その感動が私自身の大きな力となってきたのだと実感しています。
 今、海星は本当に元気な学校として日々成長していると感じています。カトリックミッションスクールとして建学の精神である「キリスト教世界観にのっとり、人類普遍の価値を尊重する人格の形成、 高尚かつ有能な社会の成員を育成する」をあらためてしっかりと見据える時、ミッションスクールの教育はこの日本の社会状況に今こそ必要とされている教育であると考えています。海星は「祈り」を 大切にするミッションスクールであることを柱に、今「心ある文武両道」を合い言葉に教育を進めています。同窓生の皆さんにとっては当たり前のことであると思いますが、 学業にも部活動にもしっかり取り組み、たとえば試合なら勝敗は必ずいずれかにつくのですが、その中で本当に大切なものは、目に見えない心にあるという事を大事にしているのです。勝者となっても 敗者である相手に思いをはせることができる、敗者となっても勝者を素直に称えることができる、その当たり前のことを良き心をもってできることが大切と考えます。これは、学習においても同様で、 社会において自分の利益だけを考えるような人物とならないよう教育を進めなくてはいけません。このような良き心を持ち、社会に真に貢献できる人物を送り出し、海星高等学校同窓会の 新しいメンバーとして迎えて頂くことができるように頑張りたいと思います。
 今年度も、これまで多くの部活が活躍をして参りました。全国高校総体には、サッカー、フェンシング(団体、個人全種目)、アーチェリー(団体、個人)、水泳(個人)が出場し、東海総体には これらの種目以外にバレーボール、バスケットボール、陸上(個人)が出場致しました。他の種目においても予選に敗れは致しましたが、今海星が目指す姿をしっかりと体現し、ねばり強く 戦ってくれています。中学校においてもテニス、フェンシングが全国大会に出場ということで先生方も引率に応援に忙しいけれど充実した毎日を送ることができています。そして、日々生徒から 感動をもらい、力をいただいています。同窓会の皆様も時間の許す限り、後輩達の応援とご支援をいただければと思います。
 今、少子化が進み、さらに経済的なこともあり中学校募集は全国的に厳しい状況にあります。都市部のこの情勢はすでにこの三重県でも現れ、深刻な状況にあります。高校募集においても同様の問題が さらに大きくなると考えられています。海星高校は上記のような部活動の活躍と同時に、先生方の熱心な進学に対するサポートなど、海星の教育が徐々に評価をいただき、この3年間少しずつでは ありますが入学生を増やすことができています。今後少子化がどんどん進む中、入学生を増加させるということは不断の努力が必要とされてきます。単なる小手先の手法ではなく、じっくりと生徒を 育てる教育を実践する事が第一と考え、またその実践を地域にしっかり示していくことが求められています。
 海星は「心ある文武両道」と同時に、「地域に必要とされる学校となる」事を今目指しています。少子化が進む中、今後いつまでも海星がこの地域の人々から必要とされ、大切にされる学校となろうと 生徒に常に呼びかけています。「あいさつ」を大切にする海星は一定の評価はいただいてはおりますが、まだまだ地域の皆さんから見れば足らない部分が多々あると考えています。同窓生の皆さんは 地域で海星の後輩を見る機会も多いと思います。是非、様々なご指導をお願い申し上げます。日本は今、学校・保護者・社会が協力して次世代を支える若者を育てなくてはいけません。その社会の重要な 成員となられています同窓生の本校へのご協力を今後とも是非お願いしたいと思います。キャリア教育などの場面で学校から協力のお願いさせて頂くことも考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、平素より学園の運営に多大なご支援をいただいていますことを深く感謝し、お礼を申し上げます。今後とも、エスコラピオス学園海星中学・高等学校を温かく見守って頂きますよう よろしくお願い申し上げます。


2014年8月